2010年10月21日木曜日

オグ・マンディーノ

世紀末をまたにかけ、
自己啓発ブームの中でも
一際目立った存在。

ハマった。

とても、勇気づけられたかった。
人に頼りたくなかった。
でも、見ず知らずの人には
正直に話すことが出来た。

そんな人がいなくても
本に語りかけることは
自由に出来た。

何もしたくないから何もしない。
何かする予定も立ててないから、
何も出来ない。
それでも、会いに来てくれる人はいた。
電話をくれる人もいた。
嬉しいことですが、
ほんの片手にも満たない貴重な人の
優しさも
うるさく感じる時もあった。

大事な人以上のものは
この世に存在しないと思う僕でも、
自問自答の生活に
他の人間は必要無いと感じてしまう。

そんな時に共に過ごすのは、
外にふらっと出かけ、
自然に触れる。
本を読む。
古い映画を見る。
音楽ならクラッシック(に限る)を聴く。

そんな生活の中、
この本は役にたったと思う。
でも、大好きな小説のように
何回も読み返すものじゃないかなとも思う。

もう、自分には必要ないなと思いながら、
お世話になったことを思い出す。
5冊ほど持っていたはずだが、
多分、当時の誰かにあげていると思う。


残ったこの2冊には、
付箋がいっぱい。
付箋の量、
選ばれたポイントを見てみても
もう、自分には必要ないものと確信する。

その時代には
とても重宝されたもの、
でも、今は需要の少ないいくつかのものと
滅びゆくものと
重なる。

でも、本は永遠かな!?
僕に必要なくても
誰かに必要とされているに違いない。
そこまで重みのあるものも
世の中には少ないんだよと
思いながらも・・・。
お別れを言う。



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